うるし工房 九尾について

こんにちは、うるし工房 九尾です。

うるし工房 九尾では、
40年間研鑽を積んできた伝統工芸士の九尾浩司が、輪島塗の製作を行っております。
呂色と加飾の技を磨き、多くの賞を受賞してきました。
古典的な美を生かしながらも、現代生活にあった創作が特徴です。
異業種とのコラボレーションや新しい素材を取り入れる等、日々挑戦し、輪島塗の新たな可能性を広げています。

 

輪島塗とは?

124工程からなる輪島塗は、"丈夫さ"と"美しさ"から堅牢優美な漆器として知られています。職人が伝統を守り、技を磨き、より美しく、価値を高め磨き上げてきました。
現在では器だけにとどまらず、アクセサリーやステーショナリー等、まさに"暮らしの中の芸術"として広がっています。
そして、たとえ壊れたとしても修理ができ、より一層価値が増した輪島塗は何世代にも渡り、受け継がれていきます。

−親から子、子から孫へ−

うるし工房 九尾は、一つのモノに込められたストーリーを大切にし、お客様と一生のお付き合いをしたいと考えております。

 

大切にしていること

うるし工房 九尾が大切にしていることは、一つ一つに正直に向き合い、絶対に手を抜かないということ。
NHK 連続テレビ小説「まれ」で登場する塗師屋 弥太郎の言葉を紹介します。

「漆は嘘をつくげ。輪島塗は特に何遍も何遍も漆をっちゃ塗り重ねていくがや本物やけど、手抜きしてとりあえず上からきれいに塗ってしもうたら、ぱっと見はわからん。騙す思うたら騙せるげん。ほやからこそ、騙したらダメねん。見えんでも嘘をっちゃついたらダメや。ほれが輪島塗や。」

漆は嘘をつける。手を抜いた輪島塗は時間が経つにつれ、木目が表れたり木痩せがおこります。完成品は一見すると分からないのですが、時間の経過とともに正直に現れるのです。
うるし工房 九尾では先人が繋いできた伝統の工程を守り、美しい状態を長く保てるように納得がいくまで手をかけます。

 

お知らせと報告

オーダーメイドや修理も承っております。 その他商品についてのご質問等につきましてもこちらのページから、お気軽にお問い合わせください。

そして、インスタグラムをはじめました。DMやコメントにとても励まされています。
いつも見てくださる皆さま、本当にありがとうございます。

 

さいごに

最後になりますが、 新元号「令和」となりましたね。

"春の訪れを告げ、 見事に咲き誇る梅の花のように
一人ひとりが明日への希望とともに、
それぞれの花を大きく咲かせることができる、
そうした日本でありたい"

気持ちも新たにより一層精進し、輪島塗の素晴らしさをもっと多くの方に知っていただけますよう努めてまいります。
今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

うるし工房 九尾