修理について

【原形への修理やリメイクも可能】

修理の流れ

長年ご使用の器やお道具へのお客様の思い出を大切に、修理いたします。
修理の方法は様々ですので、まずは修理のお品を確認させていただきます。
修理の流れは下記の通りです。

(1)お問い合わせフォームよりご連絡ください。

(2)修理するお品をうるし工房 九尾までお送りいただきます。

(3)仕上がりイメージとお見積もりをご連絡いたします。

(4)お見積もりにご納得頂ければ、修理を開始します。

なお、お見積は無料です。(送料のみご負担願います。)

リメイクについて

原型を活かした修理の他、リメイクも承っております。
長年ご愛用の漆器や、傷ついてしまった漆器などは、本乾漆粉(※1)や螺鈿(青貝)を使用した加工を施すことで、より堅固に、そしてスタイリッシュに生まれ変わります。
仏具、祭具、調度品から普段の器まで、お気軽にお問い合わせください。

原型修理の例

この依頼品は明治時代の漆器で、長年のご使用により欠損もひどい状態でした。
このような欠けた部分も修復できます。

【呂色修理 ( 磨き、艶上げ直し )】

呂色修理について

呂色とは、艶を出すために磨き上げる仕上げ工程のことです。
柔らかい炭で水をつけながら丁寧に研いでいくことで艶がでます。
木地のやわらかさや、塗りの乾き具合などによって磨き方や回数を変化させる繊細な仕事です。
呂色師の九尾が、以前の艶を取り戻します。


呂色修理の例

こちらの商品はお客様が玄関先でご使用になられていた衝立です。
長年のご使用により汚れなどが付着し、輪島塗の艶がほとんど無くなった状態でしたが、修理後には鏡のように人影が写るほどになりました。

【輪島塗に限らず承っております】

輪島塗に限らず、各種漆器の修理が可能です。
呂色、乾漆、青貝、錫石目、梨子地などの加飾、また漆器以外の陶器や金属への加工もご相談ください。

お客様の大切なお品です。ご相談のみも承りますので、お気軽に"お問い合わせ"のページよりご連絡ください。


"本乾漆粉(※1)" とは
色漆をガラス板などに薄く塗り重ね、乾燥させた後、剥がして粉末にしたものが乾漆粉です。
使用方法としては、変わり塗の材料として漆を塗った後に蒔くことで、ザラザラした仕上がりになります。
蒔いた上を研磨して石目仕上げにしたり、箸の先に蒔いて滑り止めにも利用できます。